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源宗 そうか・・・。確かに3億あればキリンジが我が手に・・・。
士郎 それも3本。
源宗 ・・・・・・士郎。なんだかだんだんお前の気持ちがわかってきたぞ。
士郎 そうだろそうだろ。
清美 男って馬鹿な生き物よね。
景子 あはは。
源宗 では俺もこのあと帰りに駅前で宝くじを買ってくるかな。
清美 げーっ。よしなさいよぉ。
景子 あ、じゃあさ士郎。さっきお魚屋さんでもらった宝くじ。源宗くんにあげちゃえば?
清美 魚屋で?
景子 うん、なんかね、500円以上買い物した人に宝くじくれるんだって。
清美 へえ、あの魚屋もしゃれたことするわね。
士郎 えっと、これだな。(ポケットから先ほどもらった宝くじをとりだす)
源宗 どれ、ちょっと見せてみろ。
士郎 いや待て。俺が良く見てから…。当たりそうな番号だったら俺がもらうから。
清美 いま番号見てわかったら苦労しないわよ。
士郎 ・・・・・・・・。
景子 どうしたの?
士郎 ・・・・・・す、すげえ番号だ。
源宗 なにっ、当たりか?!
清美 んなわけないでしょ。
景子 それで、何番・・・?
士郎 ・・・・・・。
景子 ・・・・・・。
士郎 ・・・「A組、000001番」。
源宗 ・・・・・・。
清美 ・・・・・・。
景子 ・・・・・・。
源宗 ・・・な。・・・・・・なんだそりゃあ?!
士郎 こっちが聞きたい!
景子 うっそお。ホントにあるの、そんな番号?!
清美 ある意味1等当てるよりむずかしいわよね。
士郎 て言うかさ・・・
士郎 だよな〜。
一同 絶対当たりそうにない番号 源宗 だな。
清美 よね。
士郎 あ〜あっ、あの魚屋のオヤジめ。つまんねーものよこしやがって。
景子 まあいいじゃない。
清美 ま、珍しいものは見れたわよね。
源宗 やはり自分の金で宝くじを買ってみるか。
景子 あ、お鍋そろそろいいんじゃない。
一同、そのまま忘年会を続ける。
にぎやかな笑い声が聞こえ暗転。
なにやらけたたましい足音が聞こえる。
ドンドンと激しく扉をたたく音。
春蔵 士郎!おい、士郎!!(ドンドン)いるんだろ!いーかげん起きろ士郎!(ドンドンドン)
士郎 ん・・・。うるさいなあ・・・。
明転。アパートの扉を勢いよく開けて春蔵がずかずかと上がりこんでくる。
春蔵 まったく。いい若えもんが昼間まで寝てんなってんだ。・・・上がっていいか?
士郎 上がってから言わないでください。・・・一体どうしたんですか、ハルさん。
また新しいAVでも手に入ったんですか。
春蔵 とにかく起きろ。もう昼過ぎてるぞ。
士郎 わかりましたよ。・・・それで、今日は何の用ですか。
春蔵 なあ士郎よ。今日は何の日だ。
士郎 え・・・。いや、何の日でしょう???
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